●あ

●い

●う

●え

●お

●か

●き

●く

●け

・K <ケイ>

 摩文仁家の隣に住む青年。身長=余り高くはない。体重=見た目どおり。

 面倒くさがり屋で、何をするにしても嫌々な態度を見せる男。が、同じような態度で割と楽しんでいる時もある。

 お年寄りには優しい。子供や女性には割と優しい。男には優しくない。

 同居人=霊山ミライ、ラス=アニエス、刺刀レオナ、びぃね。ちなみに、全員♀。

 

●こ

●さ

●し

・刺刀 レオナ  <シトウ レオナ>

 魔法エネルギー(魔力)の発見と、リンカーの開発に非常に貢献した女性博士。身長=やや高い。体重=軽いはず。

 細い眼鏡と白衣は標準装備。たまに飛ぶ。甘い香りのする煙草を好むが、他の人/特に子供の前では吸わない。冷たい感じを受ける外見とは裏腹に、結構子供好きである。

 彼女はリンカーに限らず、様々な研究や開発を行っているが、至上の目的は科学の追及ではない。某青い猫型ロボット、及び道具を再現する為に研究を続けているのだ、と本人は語っている。

 

・シリンダー  <シリンダー>

 魔法エネルギーを蓄えておける筒。形状は電池に似ているが、エネルギーの貯蓄量は桁違い。単三型が一本あれば、六人家族の一日分のエネルギーを賄える。

 また蓄えている魔力を熱や電気など、違う形で取り出すことも可能。ただし使用時にはリンカーの補助が推奨されている。

 エネルギーは使用するほど減っていくが、放っておくと空間中の魔法エネルギーを吸い、再度復活する。トリガーモードで一度に全て使い切った場合は例外。この場合は、シリンダーの販売元に持っていき、再び使用可能にして貰う必要がある。

 

●す

・スタブ  <スタブ>

 そぷら専用のリンカー。小妖精のような形が多いリンカーの中では珍しい動物型。毛並みの艶やかな黒猫。

 

●せ

●そ

●た

・タイガー・リリー  <タイガー・リリー>

 於菟専用のリンカー。小妖精型。格好は、鷲の羽飾りや顔のペイント及び服装から分かるように、ネイティブアメリカンのそれに倣ったものとなっている。

 相手をからかうような対話が可能なことから、定型のやり取りしかできない普通のリンカーよりも、かなり性能は高いと思われる。また非常に明るい性格もしている。

 時折そぷらをからかうこともあるが、マスターである於菟には非常に忠実。

 

●ち

・芥切 巴  <ちりきり ともえ>

 そぷらやりりこのクラスの担任教師。身長=まあまあ。体重=データ紛失。

 持ち前の元気と関西弁で、がきんちょ相手に奮闘中/約一人に対し戦績は思わしくない。

 子供を非常に好いており、小学校教師になったのはそれが理由。子供のためなら、自らの危険を承知で魔物に立ち向かうことも。

 様々なトラブルに巻き込まれやすいという体質を持つ女性でもあり、割と怪我が絶えない人生を送っている。

 そんな彼女の夢は、クラス皆で夕日にダッシュすること。虎視眈々と機会を窺っている。

 

●つ

●て

・天鐘院 りりこ  <テンショウイン リリコ>

 天鳳院の分家のいわゆるお嬢様。身長=低い。体重=軽い。

 小学生にも関わらず、大人びた笑みを常に浮かべている。見た目に頭脳、家柄に至るまで全て優れているので、誰もの憧れの的。

 もっとも天から二物も三物も与えられた彼女だが、友達は多いとはいえない。理由は、相手が萎縮してしまうか、金などを目当てにするものが殆どであるから。

 そうした中でそぷらだけは彼女に萎縮することもなく、何かが目的であるわけでもないので、彼女にとって非常に貴重な気を許せる存在。

 ただそぷらへの入れ込み具合は、それだけでは説明がつかないほど強いものであることも確か。りりこ自身が、彼女に対して何かを感じ取っているからとは、天鳳院貴美姫の一言である。

 

・天鳳院 貴美姫  <テンホウイン キミヒメ>

 世界最高の財閥、天鳳院家の超お嬢様。身長=割と高い。体重=適正。

 高校生の顔と財界の支配者の顔を併せ持ち、溜息一つで国崩しができると半ば本気で言われている女性。

 人の汚さを理解し、それに塗れながら世の頂点に君臨しているにも関わらず、人の善性を信じる心を未だに捨てていない。そんな彼女の支えになっているのは、一人の男性=彼女にとっての正義の味方である。

 

●と

・東京事変 <トウキョウジヘン>

 魔物の脅威に晒された日本が、国の体裁を守る為首都及びその近辺に防衛力を集中したことを発端とする事件。事実上、東京から離れたあらゆる地域が切り捨てられた。

 その扱いに反発した幾つかの地域は、日本から独立して新国家の樹立を宣言しているが、東京を中心とした日本側はそれを認めていない。

 

●な

●に

・ニライカナイ  <ニライカナイ>

 災害にあった地域での救助を行う組織でありながら、魔物により荒廃した世界を再建するための要。組織の提唱、結成は天鳳院家が行った。

 様々な超技術を持っており、それによりあらゆる場所での救助や魔物の駆逐を実現している。

 彼らが持つ技術の中でも、魔術と呼ばれる物は歴史を変えうるものであるが、現在はまだ実験段階であり、一部地域でしか生活に応用されていない。

 

●ぬ

●ね

●の

●は

●ひ

・びぃね  <ビィネ>

 ケイと共にそぷら達の隣家に住む幼子。身長=ちみっ。体重=ぴょん。

「~のだ」と語尾につけ話す。バカボンのパパ、ではない。断じて。外見に似合わず結構力持ちだったりするが、その反動か非常に燃費が悪い大食らいでもある。

 見た目はそぷらより小さく、学校に行っている歳のはずだが、そぷらは彼女が通学する様子を見たことがない。

 ちなみに、子供っぽさとは裏腹にかなり博識な面も持ち合わせているが、本人にそれを言うと何故か嫌な顔をされるので注意が必要。

 

●ふ

●へ

●ほ

●ま

・魔術  <マジュツ>

『魔法エネルギーを使用した科学技術』の略。名前の通り、魔法エネルギーを利用することにより実現された、様々な科学技術を指す。

 恐るべき意味の“魔法”ではなく、かつて人々の夢であった“魔法”とほぼ同義とすら言われる。

 魔術を利用した機械等は、高出力でありながら環境を壊す不要物を出さない。その意味においても、魔術とはやはり魔法のような存在である。

 

・魔術師  <マジュツシ>

 魔術の仕組みを理解し、応用ができる人材のこと。魔術は誕生して間もないため、正しく理解できている人間が少ない。

 魔術師と呼ばれるレベルにまで達しているのは、レオナを含め世界でも数人しか居ない。

 

・魔術使い  <マジュツツカイ>

 魔術の仕組みをある程度理解し、使用することができる人材のこと。魔術師と違い、新しく何かを作ることはできない。ただしリンカーが居なくても、魔術を使えるため、一般的な魔術利用者よりはレベルが上である。

 

・摩文仁 於菟  <マブニ オト>

 そぷらの兄。身長=高い。体重=重い。

 そぷらとは血が繋がった兄弟でありながら、まるで外見が違うため、良くて親子か悪くて血縁者とすら信じてもらえない。

 がたいがよくて顔もかなり怖いが、実際には情に厚く優しい男。ただ、妹のそぷらを非常に大事にしているため、彼女に何かした場合には、猛虎の如き彼の一面を目の当たりにすることになる。

 

・摩文仁 そぷら  <マブニ ソプラ>

 リンカーを持てなかった少女。身長=低め。体重=軽め。

 長身で強面の兄とは違い、小さくて顔立ちは愛らしい。触るだけでリンカーが壊れてしまうという不思議な体質を持っており、それが長く悩みの種であったが、ようやくスタブというリンカーを手に入れた。

 学校での成績は悪い方ではないが、社会は苦手。得意科目は数学や理科ということから理系の模様。

 

・魔法  <マホウ>

 魔法という言葉には二つの意味がある。一つは夢物語に登場するような何でもできる力。もう一つは、魔物という人間の恐るべき敵が使用する力である。こちらでは後者の説明を行う。

 魔力からなる魔法の力は非常に強大である。魔法を扱う魔物の中でも上位体と呼ばれるものになると、核爆弾の炸裂に耐えてみせたり、或いは単体で一国を滅ぼすなどといったことを容易に行って見せる。

 元々は、魔法使いと呼ばれる者達もいたが、現在では魔物しか魔法を行使できる存在が居ないため、魔法を使う=魔物という認識が成り立っている。

 

・魔法使い  <マホウツカイ>

 かつており、今はいなくなった、魔法を使うことのできる人間達。

 近年まで彼らがいることは殆ど知られていなかったが、魔物の襲撃により魔法が明るみに出てしまい、多くの人間に存在を認識されてしまった。(魔法があるという認識が、魔法使いの存在を確定付けたという説もある)

 彼らの多くは、魔法が使えることから魔物と同じなのではないかと勘繰られ、次々に暗殺されてしまった。その様子は現代に蘇った魔女狩りであり、今も人々の心に影を落としている事件でもある。

 

・魔法特区 <マホウトック>

 世界に先駆けて魔法エネルギーの実用化に踏み出した地域。かつて沖縄と呼ばれていた現在の龍球がそれにあたる。

 

・魔物  <マモノ>

 人を食らい、魔法を行使する、人類の恐るべき敵性存在。

 下位体でも魔力を体に纏うことによって、驚異的な攻撃力と防御力を備えている。知力は低い。

 上位体(或いは高位体)は、魔力を魔法として顕在することが出来る。魔物の中で数が少ないのが唯一の助けだが、一体で十分に国を滅ぼせる生物であるため、何ら楽観を許さない。

 上位体は知能を備えているものが殆どであるが、人間のような振る舞いをすることも多く、特に力を持った個体になると、領土を定めて部下を集め、貴族遊びをするものもいる。

 ニライカナイでは、魔物の発見時には素早く報告する為に、ある程度分類分けをする。その内訳は、

 >ランク。上位(=U)、下位(=I)。

 >大きさ。十m以上(=H)、三m以上・十m未満(=B)、一m以上・三m未満(=M)、一m未満(=L)。

 >移動タイプ。陸上タイプ(=L)、水上タイプ(=A)、飛行タイプ(=F)。

 >行動タイプ。攻撃(=O)、防御(=D)。

 これらを並べることにより、簡易的に分類する。その段階で不明なものにはXを割り当てる。例えば、高位体で、大きさが十m以上ある飛行型で、魔法による攻撃を行う魔物が二体いたとするなら、その略式分類は、1UHFOとなる。

 

・魔力 <マリョク>

 魔物達が魔法を行使するときに消費するエネルギーの一種。魔法エネルギーと同じものだが、人々が魔法に対し忌避感を抱いているため、魔力と魔法エネルギーは別のものとして扱われる。

 

●み

●む

●め

●も

●や

●ゆ

●よ

●ら

●り

・霊山 ミライ <リョウゼン ミライ>

 自称魔女。身長=そこそこ。体重=軽め。いつも黒の長いローブを羽織って、長い円錐帽を被るときもある。

 敢えて分かりにくく喋る。それで悩む相手を見るのが割と好き。

 

龍球  <リュウキュウ>

 昔は沖縄と呼ばれていた地域。現在は日本から独立した“龍球”として存在している。また龍球は国であると同時に魔法特区の側面を持っている。

 

・リリー  <リリー>

 於菟のリンカー、タイガー・リリーの愛称。

 

・リンカー  <リンカー>

 魔術の利用に欠かせない存在。シリンダーに封入された魔法エネルギーの取り出し、及びその管理を行い、またありとあらゆる機械の操作の代理エージェントでもある。

 シリンダーと機械、或いは人間と機械を繋ぐことから、リンカーという名がついた。正式名称は『人と機械の渡し屋(MAN AND MACHINE LINKER)』。

 名前の響きから、リンカーベルと呼ぶ者もいる。

 

●る

●れ

●ろ

・紅の木曜日 <アカノモクヨウビ (ロッター・ドナースターク)>

 驚異的な生命力を誇る魔物と戦い続け、恐慌に陥ったある国の軍の幹部が自国に向けて核爆弾を撃ったことにより人類の悪夢の日々が始まった。紅の木曜日とは、その初日を指す言葉である。

 某国の行った核攻撃は、国を攻めていた下位の魔物をある程度駆逐するという成果を上げるも、上位の個体には全く通用せず。結局その国は壊滅という憂き目を見た。

 一度バランスが崩れたことにより、他の地域でも一気に魔物に押し切られ、幾つもの国が消滅した。

 

●わ

●を

●ん

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