ガタンガタン~ガタンガタン~ガタンガタン~

 

 

≪瀧龍学園前~瀧龍学園前~降りる方は押しボタンを押してください。次は瀧龍学えん・・≫

 

景太郎「う~んやっとついたか。流石に1時間近く座ってるってのも辛い物だな。」

そお言い上の金網に置いておいた荷物と長い竿状の物を捕った後、近くに付いている停車用の押しボタンを押した。

 

ぴ~んぽ~ん

 

 

プシューガタン

ボタンを押して少したった後路上電車が駅に付いた。駅のすぐ近く歩いて25分の所にある山には巨大な学校らしき建築物がこれでもかっと言うほどドド~ン!と建っていた。

≪毎度~ありがとうございました~。また~次回のご利用お待ちしておりま~すぅ~。≫

 

どこか間の抜けたアナウンスが終わった後、路面電車『猫の足15号車』が発車した。

 

プシューガタン!・・・ガタンガタン~ガタンガタン~

 

発車した後ホームに立っていたのはたった一人だけだった。

 

景太郎「・・・誰もいない。悲しい所だな~。」

 

そお言い彼は山の麓に建っている巨大な建物を見上げた

 

景太郎「あれが蒼柳姉さんがいる学校か・・・。そして・・・俺の新しい学び舎か・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

裏ひな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

景太郎「それにしてもあの糞親父め人の事ボコボコにしやがって。今度会った時は絶対殺す。」

 

なにげに恐ろしいことを喋りながら歩き出した景太郎。そして、なぜか周りに子猫たちが群がっている。

ちなみに話は、ここで約18時間前に戻る。

 

≪浦島家の居間≫

純和風の居間の真中で2人の男性が向かい合わせに座っていた。勿論1人は景太郎でありもう1人の方は景太郎の親父である龍之介である。

 

景太郎「なんでしょうか糞親父殿。用が無ければ呼ばないで欲しいのですが」

 

刺々しい言葉を吐き捨てながら前に座っている龍之介を睨み付ける景太郎

 

龍之介「ふむ・・・景太郎・・・お前また学校で騒動を起したみたいだな。」

 

閉じているのか開いているのか判らない細い目を向けながら静かに喋りだす。

 

景太郎「・・・別に。それに今回は向こうから仕掛けてきたから俺には関係ない話だ。」

 

そお言い龍之介から目を反らす景太郎

 

龍之介「そうか・・・所で今回は何人いたのだ?前回みたく50人前後か?」

 

景太郎「いや、今回は通っている学校の糞野郎ども450人位と近くの中・高の不良ども500人位だな。

たしか、今度は全員武器持ちだったな。まあ、全員病院送りにしてやったけど。多分酷い奴じゃ2~3年は退院できないだろうな。」

 

龍之介「それで、お前の方はどうなったんだ?・・・まさか怪我を負ってる訳無いだろうな?」

 

少し殺気を放ちながら景太郎の事を睨み付ける龍之介。

景太郎「あ~その~何ていうか・・・流石に少し無理だったんで右腕が折れたわ。」

 

景太郎が言った後、(ブチン)と言う鈍い何かが切れた音がした。

 

龍之介(仮)「このボケ息子がー!!なに600人前後の敵(武器持ち)相手に怪我なぞ負っているんだ!!!!俺がまだお前の頃なんかそんな奴ら10秒で殺しておるわーーー!!!!!」

 

いきなり龍之介が切れると立ち上がり、少し動揺している景太郎に向って技を仕掛けてきた。

 

龍之介(仮)「夜神八術流ヶ格闘術之格闘術型・奥義・白虎白神の乱!!」

 

 

ズドドドドドドドドドドドッ!!!

 

 

≪白虎白神の乱≫

(びゃっこはくじんのらん)

【亜音速以上の速さで動きながら敵を全方位から切りつける技で通常の人がその技をみてもただ勝手に切られたと思う位速さで動く技。ただし、格闘術の場合は氣で固めた拳と足を使い攻撃する。ちなみに、室内だともっと威力は上がる。】

 

景太郎「うぎゃ~~~~~~!!!!!!」

 

行き成り奥儀を繰り出し景太郎の事をボロボロにしている所に1人の女性がこのリンチ状態の部屋に入ってきた。

ちなみに、ここでの浦島家は全員夜神八術流を習っています。(一部習ってない人もいますが。)

 

景華「あらあらすごい事になっていますね。あなた!いい加減お辞めに成って下さい!!いい加減にしないと紀美様に頼んであなたが嫌いな『秘境巡りvol.9』をやって貰いますよ!!」

 

始めはノンビリしたような言葉だったが、途中から殺気じみた声で景華が怒鳴ると龍之介はビクンッ!と震えると次の瞬間には元の座っていた位置に戻っていった。

 

景華「まったく、あなた子供なんですから!!良いですかあなた!!もしこれから私の許可無しに景太郎を呼び出したりする事はお辞めになってください!!!・・・もしそれを破られたりしたら・・・」

 

景華は途中まで言い言葉をいったん切ると般若のような形相で睨み付けた。

 

龍之介「わ、判りました景華さんもう二度と勝手に呼び出したりいたしません。ですから許してーー!!」

 

言いながら土下座しもう地面に突き刺さりそうな勢いで頭を下げまくる龍之介。さっきまで問答無用に景太郎に技を繰り出していたのに。情けないったらありゃしない。

 

景華「そうですか・・・なら良いです。さて、景太郎。つい先ほどあなた宛に学校から電話がありましたよ。」

 

景太郎「?・・・電話?どう言う内容でしたか?」

 

景華「ええたしか退学についての話でしたね。」

 

のほほんとしながら重大(?)な話をする景華

 

景太郎「退学!?なんで俺が退学にならなければならないんだ!!俺はただあっちから仕掛けてきた喧嘩を50%引きで買っただけで正当防衛になるはずだぞ!!それなのになんで退学にならなきゃならないんだよ!!」

 

景華「それはそうなんだけど、なんだかあっちの方が被害が多いみたいだから正当防衛にはならなかったみたいですって。」

 

景太郎「・・・そうですか。・・・わかりました・・・・。それで、これから俺はどうすればいいんでしょうか?紀美様の所で働いてきましょうか?あそこで2、3ヶ月働けばかなりいい稼ぎにはなると思いますけど。」

 

悩みながら景華に振り向くと、なんだかとてつもなく怪しい笑みをして立っていた

 

景太郎「あ、あの母さんなんだかとてもいや~な予感がするんですけど・・・」

 

景華「あらそうかしら?まあ、それは置いといて、いきなりですが、景太郎。あなたには蒼柳様が働いている学園に転入してもらいます。」

 

それを聞いた瞬間景太郎は全ての思考が停止した・・・そして数秒後にはオーバーヒートになりそうな勢いで動き出した

 

景太郎「・・・マジですか・・・」

 

景華「マジです!(キッパリ)」

 

景太郎「何故行かなければいけないのでしょうか・・できれば他の所がいいのですが・・・」

 

そうおずおずと景太郎は言ったが景華は

 

景華「そんなこと言う人嫌いですよ♪それにもう紀美様から許可も取ってありますし蒼柳様からも許可はえております。と言う事で貴方は明日からそこに通ってもらいます。あ、ちなみに全寮制なので今日中に荷物を纏めて置いてください。・・・それと、もしこれを破れば昔からの約束で蒼柳様達と結婚させてもらいますからそのつもりで。」

 

と爆弾発言をのこして景華は景太郎の返事を待たずに部屋から出て行った。

そして、それを聞いた景太郎はというと。

 

景太郎「・・・マジで・・・なんで・・・どうして・・・・」

 

など呟いて真っ白になっていた。ちなみに、龍之介はと言うと景華の般若の顔をみてそのまま気を失っていた。

ほんとなさけない。

 

回想終了

 

景太郎「う~ん何時ものことながら、かあさんこういう事にはいつも手回しが早いんだよな~。

普段は何も無い所でも転んでいるのに。」

 

渋い顔をしながら学園までの道を歩く景太郎。だが、先ほどから頭や肩に子猫が乗っていたり周りに群がっているので、あまり悩んでるようには見えない。

 

景太郎「ま、ちゃんと来たからこれで蒼柳様達と結婚しなくても良いんだよな。

・・・だけど、なんかこう体中に纏わり付くような悪寒はなんだ?」

 

と呟きながら歩いていると目的地の学園に到着した。そして、しつこいようだが、周りと頭の上と肩にはまだ子猫が群がっていた。

 

景太郎「やっと付いたか。それにしても、ほんとでかい所だな。ま、そんな事より中に入ってみるか。

ここに入るよりいいか。(そう言えば、ここに来るまで女の人なら見たけど男の姿は一度も見なかったな?

・・・おかしいやっぱ何かありそうだな・・・まあいいかそん時はそん時だ。)」

 

そお言うと巨大な門を子猫ともどもくぐりぬけてく景太郎であった。しかし、景太郎は、その門に掛けてあった札に書いてあった重大な事にきずいていなかった。

それは、ここが女だけの女子学園だと言う事を。

そして、校門に取り付けてあった監視カメラが自分の事を写していた事も。

 

謎の女性「うふふやっと来たわね景太郎。さて、これからがお楽しみね。

楽しみにしていてねケ・イ・タ・ロ・ウ!」

 

そう言いながら景太郎が映し出されている画面にウインクする謎のポニーテールの女性。

さて、景太郎の運命はこれからどうなるんだろうか?

つづく・・・・のかな?

 

 

 

後書き

作者「やっと書き終わった。」

 

黒柳「・・・のろま。・・・」

 

作者「なははは、返す言葉がぜんぜんないや。それにしても長くかかりすぎた。」

 

黒柳「・・・・なぜに?」

 

作者「書いたのはいいが、なかなか送れなかったし、何回も見直すと所々変だし、書き直すと今度は別の文も書き直さなきゃいけないし。書き直してもなんか変だしはぁ~疲れた。」

 

黒柳「・・・・ま、がんばれ・・・。ところで、この箱なに?」

 

作者「ああそれか。俺が考えた猫呼び寄せマシン一号だ。遅れたお詫びにもって行って。」

 

黒柳「・・・いいけど・・・誰に?。」

 

作者「う~んそりゃ天竜さんだろまあ、それ以外だったらメアさんかアヤメだろう。」

 

黒柳「・・・・わかった。」

 

作者「んじゃよろしく。」

 

黒柳「・・・・影術・影渡りでポイっとな・・・。」

 

作者「・・・ちゃんと送ったんだろうな?」

 

黒柳「?・・・・何を言う・・・ちゃんとした・・・・あ、間違えてた。この影マッドのところだ。」

 

作者「やばいじゃんそれ(汗)・・・まあいいや次回は景太郎が災難に会うぞ。」

 

黒柳「・・・・ま、原作見たくするとそうなるね・・・。」

 

作者「まあ、原作より遅いけどな。」

 

黒柳「・・・・なるべく出してね・・・・」

 

作者「努力します。それではまた今度」

 

黒柳「また来世いで」

ごきん

レオナ:いたたたた……何? 私が何か悪いことでもしたというの!?

色々と。

レオナ:で、これは何?

猫呼び寄せマシーン一号

レオナ:ふっ。甘い。私は既に、ドラえもんの標準装備の鈴を完成させているのよ! 誰が作ったかは知らないけど―――ははん、私の勝ちよ。ホーッホッホッホッホ!!

と、高笑いしつつ、スウィッチオン。何かが走ってくる。

レオナ:来た、来た、来た! カマン、猫ちゃん達! ホホホ…痛ッ?! 愛が痛いわ!

幕引き

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