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Theじゃむstory
第四話:THE BEAST(学校編)
祐一:「と、言うわけで学校に着いた。しかし約一年ぶりの投稿だ。覚えている人はいるのか?」
名雪:「祐一。誰に話しているの?」
香里:「名雪、放っておきなさい。何時ものコトよ」
名雪:「それもそうだね」
祐一:「・・・・」
いじけるあゆと真琴をなだめて俺たちはそれぞれの教室へと向かった。
HRが終わったので俺はさっそく眠ることにした。今日は色々あって疲れているし、ここで体力を回復しなければ。
それにお昼に来る栞と佐祐理さんのダブル重箱コンボのためにも腹を減らしておかなければならない。
香里:「相沢くん。何時まで帽子を被っているの? 教室でくらい脱ぎなさいよ」
ぬあ!? 香里、何でそんなことを聞いて来るんだ。
北川:「そうだぜ。そんな帽子を被っていたら相沢の顔が台無しだぞ?」
さりげなく俺の肩に手を回す親友の北川。
妙に俺の身体に触れようとしてくるのは気のせいだろうか?
香里:「北川君の発言はともかく。室内で帽子を被るのはどうかと思うわよ?」
香里の発言はもっともだ。確かに室内で帽子を被るのはマナー違反だ。
しかしだ。今の俺にとって帽子はまさに生命線と同じ。
脱ぐわけにはいかない!
祐一:「気にするな」
香里:「きにするわよ」
祐一:「何故だ?俺は他人様に迷惑をかけてはいないぞ?それのどこに問題があるんだ?」
香里:「ま、まあ確かにそうだけど」
祐一:「だったら問題は無いだろう?」
香里:「・・・」
黙り込む香里。ふっふっふ、言い負かしたぞ。
香里:「ちょっと、名雪も何か言いなさいよ・・・・って、無駄だったわね」
名雪:「く~~~」
名雪はHRから眠っている。
祐一:「まあ、なんにせよ俺は寝る」
香里:「あ、ちょっと・・・!」
祐一:「おやすみ~・・・ぐぅ」
???:「祐一、お昼休みだよ」
祐一:「・・・・・」
???:「うぐぅ。起きてよ祐一君」
祐一:「・・・ん。もう朝か?」
香里:「相沢君、何を言っているのよ。もうお昼よ」
祐一:「む、そうなのか?」
北川:「相沢。寝ぼけているのか?」
祐一:「・・ああ。そうみたいだ」
頭がボーッとしている。
北川:「だったら俺が一発で目を覚ませてやろう」
祐一:「ん?・・・・じゃあ頼む」
北川:「よし! だったらまずは軽く目を閉じろ」
北川に言われるままに目を閉じる。
北川:「これからあることをする。そうすれば相沢は一発で目が覚めるぞ。いいか、俺が「よし」というまで目を閉じていろよ」
頷いて理解したことを伝える。
ゴキュッ
祐一:「おい。今の唾を飲み込むような音はなんだ?」
北川:「空耳だろう」
そうか?
北川:「よーし。それじゃあいくぞー!」
バシッ、て音が鳴るのと頭が涼しくなるのは同時だった。
―――つまりだ。
帽子を剥ぎ取られた。
そして教室の時間は止まった。
あゆ:「あ・・・」
名雪:「くー」
2名を残して。
『うわああああああ!?』
教室に響き渡る悲鳴。
『きゃああああ♪」
そして女子の歓声。
祐一:「北川! お前、こんなことして何のつもり「相沢ー! 好きだー!!」」
北川に抱きつかれる俺。
全身に鳥肌が立つ。
祐一:「おわあああああ!!」
ドガッ!!
北川:「あべしっ!?」
北川に蹴りを入れて引き剥がし床に落ちた帽子を拾い上げて被り―――
祐一:「アディオス!!」
そして教室を急いで出る!
あてにならない次回予告!
祐一は疲れていた。
一度は感謝した神を恨むほどに彼の心は荒んでいた。
そして訪れる天誅(笑)
次回 「ここは天国?」 に続く!
以上。嘘800予告でした(笑)
ケン:・・・敢えて、何も言うまい。言うとしたら一つだけ・・・"逃げられるんだったら逃げろ"。以上。
ミライ:ニゲロニゲロ、ニゲロニゲロ、ドアヲアケロ~
ラス:しかし、この状態で逃げると・・・目撃者が増える一方では?
ケン、ミク:あっ
ミライ:・・・(にやり)だから、楽しいのよ。
ラス:―――そう、ですか。ではまた次回。