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The じゃむ story

第二話:とりあえず学校へ?

 

~水瀬家 in 名雪の部屋の前~


コンコン


「名雪~~起きろ~~~~」

「・・・・・・」


反応は無い。まあ、何時ものことだが


「名雪、入るぞー」


ガチャッ


「くー」


ヤッパリ寝てる


「毎度毎度のこととはいえ、よくこんなに寝てられるな」


思わず呟いてしまう


「う~~、ゆういち、しつれいなんだお~~」


寝言で抗議が来た


「寝言で文句を言うな」

「ねてないんだお~」

「ウソつけ!」

「ほんとだお~」


ううむ、これでは埒が明かない


アノ手でいくか・・・


「そういえば、はやく降りてこないと秋子さんが甘くないジャ・・・」

「(ガバッ)祐一、おはよう!!」


名雪は真っ青になって文字どうりに飛び起きた


うむ、やはりコレだな


「名雪、やっと起きたか」

「う~~、祐一ひどいよ・・・」

「? 名雪、どうしたんだ?」

「祐一・・・」

「?」

「萌えだよ~~!!」


「あ!忘れて・・・・むぐっ!?」


名雪はそう叫ぶと同時に俺の頭を胸に抱きかかえた

 

「う~♪ ネコさん祐一だよ~~♪」


ここで問題です


いま、俺はどんな状況でしょうか?

 


答え:下手したら本当に獣になってしまう状況です(笑)

 

「(や、やわらかいものが・・・気持ちいい)な、名雪やめろ・・・」


口では拒否しているが、体は『全然OK! むしろもっと!!』な状態である(爆)


「う~~~~♪♪♪」


名雪の、このときの頭の中は


『ねこ~ねこ~ねこ~♪・・・ネコさん祐一、萌えだよ~~!!!』


・・・・・ネコ街道(後半違うような気がするが)まっしぐらだったりする

 

祐一のおかげで幸せそうな名雪

名雪のおかげで幸せそうな祐一


ほのぼのとした?雰囲気の中


「ゆ・・ゆういち・・・くん・・・・・」


ある意味、一番に危険な人物がやってきた

どういう風に危険かというと


「(ガバッ!:名雪から離れた音)あ、あゆ!? 魂出てる! 魂出てる~~!!」

「わ!ほんとだよ~~!」


あゆの頭から、半分程ほんのちょっとだけ半透明の、あゆが出ていた

 

その後、何とかあゆの魂を元に戻すことに成功した俺と名雪は、三人で、ご飯を食べにリビングへ

 

「祐一君? さっき朝ごはん食べたんじゃ」

「いや、食いかけだったぞ。あゆこそ食べたんじゃないのか?」

「うぐぅ、ボクもまだ食べてないんだよ・・・」

「なんで?」

「オレンジ色のじゃ「もういい。わかった」

 

~水瀬家 in (再び)リビング~


「あら祐一さん、名雪は起きましたか?♪」

「・・・はい、起きました」

「・・・・お母さん・・おはよう」

「う・・・うぐぅ・・・」


降りてきた三人が見たものは


「あ・・・・あうぅぅ~・・・」


狐耳と狐尾が生え、焦点が定まらない目をした真琴だった


「真琴・・・・大丈夫か?」


「あうぅ~~~?」(薄ら笑いを浮かべている)


「「「・・・・・・・・・・」」」


「ふふふ♪」


五分二十二秒後かけて、なんとか真琴を元に戻し、学校への準備を整えて改めて朝食を食べる

ちなみに、何があったかは聞かなかった。ある程度わかっていたから

 

「いちご~~♪ いちご~~♪」

「はあ、ホントにお前イチゴが好きなんだな」

「もちろんだよ! イチゴジャムがあればご飯三杯はいけるよ~!」

「ボクもタイヤキがあればそんなの簡単だよ!」

「真琴も肉まんがあったらそれくらい食べれるわよ!」

 

『張り合うなよ』と心の中で突っ込んでおく

本能がそう告げているからだ


まあそれは置いといて、ジャム、タイヤキ、肉まんと一緒に、ご飯を食べているところを想像してみる


肉まんは、まだ良い

しかし残りの二つは・・・・・・・・・気持ち悪くなってきた


「あれ? 祐一、顔色が悪いよ」

「うぐぅ? ホントだ。祐一君、大丈夫?」

「どうせバカなことでも考えてたのよ」


真琴、正解

でも、原因はお前らにあるってことを忘れてないか?

いや、言い出したのは俺なんだけどね(泣)

 

「祐一さん。そろそろ学校へ行かないと間に合いませんよ?♪」

「げ!? 名雪、あゆ、真琴! いくぞ!!」

「ホントだよ~」

「うぐぅ! もうこんな時間なの!?」

「あうー! 遅刻しちゃう!」


「よーし、じゃあ、いってきま・・・・あ、そうだ。秋子さん?」

「祐一さん、どうかしましたか?♪」

「ニット帽とかありませんか?」

「どうしてですか?♪」

「いや、この耳が目立ってしまうんで」


皆に見られたら何言われるかわかったもんじゃない

ちなみにシッポは腰に巻きつけてある

 

「心配しなくても大丈夫ですよ。祐一さんは、いろんな意味で目立ってますから♪」

 

 

なんだかひどい事を言われた気がする

 


続きます

次回予告↓

 

さて、第二話はこれで終わりです

楽しんでいただけたでしょうか?

申し遅れました。私はこの小説の作者で『v&w』と申します。


この小説を読んでくださった皆さんに、心からお礼を申し上げます

 

次回予告


学校についた祐一。そこで彼を待っていたのは!?


???「・・・萌えるわ」

???「スケッチさせてください!」

??「はちみつくまさん。祐一、家に連れて帰りたい」

???「あははー。祐一さん、似合ってますよー!!」

???「そんな萌えなことはないでしょう」


????「・・・ふ。祐一は俺のものさ!」

 

以上のちょっとイッチャッテル人たちに翻弄される(笑)祐一の運命は!?


次回『THE BEAST』をお楽しみに

ミライ「・・・うぐう・・・」

 

ケン「・・・最後のうをぅにしないだけで意味がかなり変わるからやめい」

 

ミライ「・・・あう~(↑)」

 

ケン「・・・もういい・・・それにしても・・・問題解決していないのに、学校には行くんだな・・・律儀というか、なんというか・・・」

 

ラス「・・・何も考えてないのでは・・・」

 

ケン「・・・あり得る」

 

ミライ「・・・次回、エヴァの暴走時に使われる音楽・・・」

 

ケン「・・・限りなく分かりにくいネタだな・・・」

一話へ

三話へ

v&wさんの書斎へ

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