祐一:「なあ名雪、なにかあったのか?」
名雪:「なんでもないおー・・・・」
祐一:「香里?」
香里:「ええ、なんでもないわよ・・・・」
祐一:「あゆ?」
あゆ:「え・・・・あ、なんでもない・・・・・よ」
祐一:「・・・・北川?」
北川:「・・・フッフッフッフ」
なにかあったな。
確実に
The じゃむ Story特別編
バレンタインの戦い(その③)
キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン♪
名雪:「祐一、お昼休みだよ」
祐一:「ん?ああ、もうそんな時間か・・・・って何故目を開けているのに真っ暗なんだ?」
香里:「相沢君、何言ってるのよ。さっき『明るくて寝にくい』って言って、目隠しをしたまま寝たんじゃないの」
祐一:「・・・そうだったっけ?」
名雪:「そうだよ」
あゆ:「祐一くん、ソレもう外したら?」
祐一:「そうだな。んじゃ、外すか・・・」
目隠しを外したまさにそのとき
佐由理:
「あははー、祐一さん佐由理がお迎えにきましたよ~!!」
佐由理がいつものように、やって来たりする
「ああっ!!!」(祐一を除くクラス一同)
「あ、佐由理さ・・・・・」
佐由理さんの顔を見た瞬間
俺は体温、心拍数が急上昇するのを感じた
(な・・・なんだ、これは?)
佐由理:「ふえ? 祐一さん、顔が真っ赤ですよ。もしかして風邪ですか?」
祐一:「い・・・いや。そういうわけでは、、無いんですが・・・・」
佐由理:「?」
佐由理さんは可愛らしく首をかしげた。普段なら『佐由理さん、それは反則ですよ。』と思うだけなのだが
祐一:「
・・・・(真っ赤)
」
く・・・だめだ
祐一:「佐由理さん。」
そう言って、俺はいきなり佐由理さんに抱きついた
佐由理:
「!!!」
「ああああああ~~~~!!!!」(祐一を除くクラス一同)
佐由理:「ゆ、ゆゆゆゆ祐一さん!?!?!?」
周りが何か五月蝿いが、俺には関係ない。今は、俺のこの熱い思いを佐由理に伝えるのみ!!!
祐一:「佐由理さん・・・・俺と結婚を前提としたお付き合いをしてください。」
俺は正面から佐由理さんをじっ、と見つめながら恐らく人生でもっとも真剣な顔をして告白した。
しーん
教室にいた全員が動きを止めた。
佐由理さんは顔を赤らめて、潤んだ瞳で俺をじっ、と見つめている。
佐由理:「祐一さん、本気・・・なんですか?」
祐一:「本気です
!?
」
どごお!!
とてつもなく早い何かが俺の・・頭に・・・命ちゅうし・・・た。
舞:「ぐしゅぐしゅ・・・祐一ひどい。」
舞が祐一の頭に高速のちょっぷを命中させた。
祐一は9999のダメージを受けた。
祐一は気絶した。
佐由理:「あははー。舞ったらなにしやがるんですかー(怒)」
良い雰囲気をぶち壊された佐由理はかなりご立腹のようだ。
舞:「祐一は私の・・・。」
佐由理:「あははー♪ 佐由理は怒ると怖いんですよー♪」
舞は剣を構え、佐由理はどこからか取り出したどう見ても『魔法のステッキ』なるものを握りしめている。
はっきり言って、ぱっと見、かなり異様な雰囲気だ。
今、まさに両者の拳が得物が交わろうとしたまさにそのとき
名雪:「なにいってるんだおー! 祐一は私のモノなんだおー!!!」
イチゴの国の眠り姫が乱入してきた。
香里:「あなたこそ何を言っているのよ!? 相沢君は私モノよ!!!!」
シスコンとの噂が絶えない女王様も参戦。
栞:「えぅー! 皆さん間違っています!! 祐一さんは私のです!!!」
あ、バニラプリンセスも参戦しちゃった。
香里:「し、栞!? 一体いつの間に!?」
名雪:「えぐれ胸は引っ込んでいるんだおー!」
佐由理:「あははー。そこの小生意気なお子様はさっさとご退場しないとどうなるか分かりませんよー♪」
舞:「はちみつくまさん。子供は引っ込む。」
真琴:「祐一、しっかりしなさいよ!」
美汐:「相沢さん、しっかりしてください。」
あゆ:「うぐぅ、祐一君、目を開けてよー。」
栞:「あ~!! ずるいです~!! 天野さんと沢渡さんと月宮さんが抜け駆けしてます~~!!!」
名雪&香里&佐由理&舞「「「「なにをしてる(んだお、のよ、、んですか、・・・)―――!!!!」」」」
美汐:「ただの介抱ですが?」
『何を言っているんですか?』みたいな表情で答えを返す。
栞:「じゃあ、何でキスをしようとしているんですかー!?」
美汐:「コレが基本じゃないですか。」
そうか?
そう言うやいなや、顔を祐一に近づける。
真琴:「あぅー! 美汐ずるいー! 真琴も祐一とキスするのー!!!」
頭が少々弱い獣娘が美汐から祐一を奪おうとする。
あゆ:「うぐぅ! ボ、ボクだって!!」
その争奪戦にタイヤキ嬢も参戦。
栞:「えぅー! 私のほうがそういうことは詳しいんです! だから私が。」
以上、三人の通称『The 萌え萌えガールズ』が美汐の役得を奪いにかかる。
その四人を見た名雪、香里、佐由理、舞の四人も参戦!
「「「「子供はさっさと居なくなる!!!」」」」
「「「「年増の方達からお先にどうぞ!!!!」」」」
「「「「っく!? えぐれ胸‘Sが何を言う!?」」」」
「「「「うう!? ど、どうせそんなの将来は『たれる』に決まっています!!!!」」」」
どうやら全員がここが何処だか解っていないらしい。
彼女達の会話を聞いたクラスの生徒は・・・あれ?
誰もいなひ・・・・
あ
なぜか彼女達から半径三十メートルに誰も侵入してこない。
と思ったら
「祐一。俺が愛の力でさっさと目覚めさせてやるからな。」
そう言って祐一に口付けしようとする馬鹿がいた。
当然、彼女達に見つかって手痛い『制裁』を貰い受けたが、何故か午後の授業にはきちんと出席していた。
今回はここまで!!
さあ、段々と面白くなってきたでしょう?
では、次回はさらに暴走するのでよそしくお願いします!!
ケン「・・・」
メア「いやはや、滅茶苦茶とは正にこのことか?」
ケン「だろうな・・・」
ラス「・・・回復が魔族的な人も一人混じってます」
ケン「よく生きてられたな、奴も」
メア「さてさて・・・これ以上何が起こると言うのか?克目して待て」
レイアー「克目ってなんですかぁ?」