---------------------------------------------------------------    I   believe  in  you            第二話  死んでいた夢  (前 編)          すうすうすう
 ベッドで眠っている少女から、穏やかな寝息が聞こえてくる。
 少女は、もう丸一日眠り続けている。かなり疲れているようだ。
   この様子だと目を覚ますのは、もっと時間が経ってからだろう…・・
   あのあと,放っておく訳にもいかず、目を覚まさせようと声をかけたり揺さぶったりしてみたのだが、全く反応がない。
擦り傷や軽い打撲のあと以外これといった外傷はなく、疲労しているだけのようだ。
念のために口に手を近づけ呼吸をしているのを確認したあと、どうしようかと考え抜いた末にたどり着いた結論は…・・
 
 […とりあえず家に運ぼう…]  
 そういうわけで家まで運んできたのだが…    :今思えば、よく警察に捕まらなかったな~。一見すると人さらいにもみえたのにな?それともカップルにでもみえたのかな?いや、妹と兄かな?いやいや、やっぱり… 一体どんな方法で運んできたのだろうか?
 独り言を交えながら馬鹿なことを、たっぷり一時間以上考えた後、やっと少女について考え始めた
   なぜこの少女は落ち葉に埋まっていたのだろうか?
 違う。
 隠れていたのだろう。あの男達から
   あの男達は、なぜ少女を探していたのだろうか?    そもそも、この少女は、なぜ追われていたのだろうか?    一体何者なのだろうか?
 
 もしかすると、自分はとんでもないことに巻き込まれているのではないか?
    色んなことを考えてみる。しかし、分かるはずも無く途方にくれてしまう     改めて少女を見てみる。
 
 年齢は、たぶん自分と同じぐらいだろう。
 髪の色は黒で背中まで伸びている。
 肌は褐色だが、これは恐らく日焼けのためであろう。
 以上の点から少女はアジアの出身と推測出来る。
   次に顔をよく見てみる。大きめの眼  高く、すっとした鼻  小さめの口…
 簡単に言ってしまえば、この世にいる98パーセント以上の男性が初対面で、:カワイイか:美人のどちらかの印象を受ける顔、である
                 そして(たぶん読者諸君が気になっている)身体のバランス(スリーサイズ)はと言うと…    見事なものだ。体重も驚く程軽く、すぐにモデルとしても活躍できるだろう(胸はあまりないが…)    (何でこの娘はあんな怪しい男達から逃げていたんだろう?)     少女を見れば見るほどよけいに正体が分からくなった    :ふわぁ…眠い…・
 普通、人間には生きている限り必要な物がある。それは食欲、性欲、睡眠欲の三大欲求だ
 今の少年にとって、もっとも必要な物は睡眠欲であった。
 昨日からずっと少女の看護をしているのだ。もう2日も寝てないことになる
 当然のことだろう
 頭でどんなに寝まいと思っても体のほうはさすがに限界らしく、徐々にまぶたが下がってくる
(も…・もうだめ……・・)
少年の意識が深い闇の中に落ちようとした
  :…・ん…
その声で少年の意識は闇に落ちずにすんだ
  (?・・!・・あぶないあぶない!もうすこしで眠るところだった!……!?気がついたのかな?)
少しボーっとしている頭を軽く横に2,3回振り意識をはっきりさせた。
  :・・ん…ハアハアハア…・・いや!…・こないで!!…・・やめて…お願い!!やめて!!!…ゆるして!!!!
うなされている。しかもうなされかたが尋常ではない。表情も険しく、目から涙があふれている
  少年はただ呆然と少女の様子を見ていることしか出来なっかった

ケン:今回も出なかったか…主人公の名前は…

ミライ:…それよりいい事発見。

ケン:あ?

ミライ:…ケンと魘され方が似ている少女発見。

ケン:…ゴホゴホ…ま、何はともあれ、この少女に関った事で、主人公らしいこの少年がトラブルに巻き込まれるであろう事は、ほぼ、まちがいないな。

ミク:ま~たお姉ちゃんの話無視して~!くらえ!す~ぱ~いなずま~…き~っく!!

ケン(ガシッ!ポイッ):次回も早く読みたいものだな。

ラス:…ですね。

ミライ、ミク::うぅ~…

ケン:ではv&wさん、次回も頑張ってくれ。

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v&wさんへ

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