前回までのお話


遠野志貴は朝起きると何故か女に。

その後、翡翠にいいモノをもらい気絶。

眼が覚めると般若が三人。

あの世を覚悟したときに誰かに助けられる。

その人は何故か志貴と同じ顔で七夜を名乗る。


『えいえん』に旅立つ志貴。



だが、接吻により帰還。

巻き起こるは嫉妬のビート。


それから始まる大騒動…・。









 


月姫

~ある青年の生活における実情とその他~


そのⅣ

 






「あれ? 志貴が女の格好している。だけどかわいいー♪」

えへへー、と嬉しそうな表情でアルクェイドは俺の頬をつんつんと突く。

「柔らかいー♪」

そのまま頬ずり。

「~♪」

何故か俺の顔を舐める。


ネコ?


「流石は真祖の姫君だ。よくぞ一目で俺の志貴に気がついた」


面白くねぇ。こんな空気ブチ壊してやるッ!!!


そんなオーラを纏った七夜(自称)がアルクェイドの首根っこを掴んで俺から引き離す。


アルクェイドは何が起こったのか判らずにきょとんとしていたが俺から無理矢理引き離されたと理解したとたんに、嫌な殺気を辺り構わず振りまきながらユックリと立ち上がり七夜(自称)に対峙する。

「貴方は誰? 何で志貴と同じ姿なの?」
「ふむ…見た目での判断を今、行ったか? ならば先ほどの発言は魂の波動でも感じたということになるか?」


ちなみに会話に置いて行かれている秋葉、琥珀さん、翡翠の三人はそろそろ再起動しそうな雰囲気(汗)


「その気配…知っているわ。でもどこか違う。混じっている?ううん、溶け合っているのね」
「そこまで分かるか?」


「何にせよ貴方は危険ね」

「俺もさっきから血が疼いてな。殺り合うか?別に構わないが…」


真面目な話の最中で悪いんですケド。


「さあ、このドロボウネコを捕まえましょう♪」
「あは~。準備はOKですっ☆」
「志貴『ちゃん』を奪おうとする輩は滅殺です」


例の御三方が俺に近づいてくるんですよ(大汗)


とりあえず助けてください



「お前等。志貴に何をする」
「貴女達、志貴に何をするのよ」


良いタイミングで三人の間に割って入ってくれる七夜(自称)とアルクェイド。


「あなた達こそ邪魔をしないでください」
「そうですよ。志貴さんとアルクェイドさんは隅っこのほうでそのまま喧嘩(※殺し合い)をしていてください♪」
「これは私たちの問題です」


先ほどより殺気が嫌なオーラが2割ほど増した三人は行く手を阻もうとする目の前の二人を倒すようだ。




…何故だろう?

今のあの三人なら七夜(自称)とアルクェイドを倒せそうな気がするんですよ。


















「奪い尽くして差し上げますわ!!」
「行きますよ~♪」
「暗黒翡翠拳奥義・・ご奉仕推奨派!」



秋葉たちが先に仕掛けた。
檻髪を展開。
その隙に琥珀さんがドーピング
翡翠が黒い何かを撃って、アルクェイドと七夜を引き離す。


どうやら各個撃破するようだ。


「ちょ、ちょっと。何で、私、ばかり、狙う、のよ!!」

何故か秋葉はアルクェイドだけを狙う。

「…・」

無言でアルクェイドの胸を睨み付けているから理由は何となくわかるけど。


「えい☆ やあ☆ たあ☆」
「・・く。この…、くそぉ!」

琥珀さんの仕込み箒から繰り出される斬撃の嵐に以外にも苦戦している七夜(自称)。


一体どんなドーピングをしたんだろうか?


「あなたを愚鈍です」

秋葉と琥珀さんの技の隙を補うように翡翠が洗脳をしかけようとする。


見事なまでの連係プレイ(汗)









「ここですかぁー!?」

アルクェイドを追ってきたのか。突然乱入してきたシエル先輩。

完全武装済みです(滝汗)




だけど…。





戦っている面々はそれどころではないので無視してます。


シエル先輩はゆらりと立ち上がり、部屋で行われている惨劇をじっくり観察。

「はぁあ!!」


無視され腹いせか
黒鍵を琥珀さんめがけていきなり連打!?





「きゃぁ!?」
「させません・・!」

迫る黒鍵を翡翠が暗黒翡翠拳とやらで全て打ち落とす。

「・・もらったぁ!!」


琥珀さんと翡翠が同時に見せた隙を逃さずに七夜(自称)が二人へ飛びかかる。


「あは~。させませんよ~♪」

琥珀さんの笑っていない目がキラリと光る。


























「ジョニ~!!」






<きしゃー!!>






「うぉお!?」

琥珀さんの呼びかけに反応して部屋の隅にあったサボテンが七夜(自称)に襲いかかる。





















ちなみに俺は…。







はじき飛ばされた黒鍵で壁に標本のように貼り付けにされていた。


 




ますは 一部キャラのセリフが破綻していたことを謝ります(爆)


でも久しぶりに投稿ですね~。
今回はいかがなものでしょう?

戦闘シーンも適度に手を抜いていたりします(笑)

次回は何時になるのでしょう?

ではー。

ミライ:…コハクガサイキョ、コハクガサイキョ。

ケン:――――――おい。

ミライ:…だってやられてる。 自称―――七夕?

ケン:七夜じゃ、七夜。無理に間違えようとすな。

ミク:でも~、読み方まるで違うよぉ~?

ミライ:活字ネタ…だから。

ケン:よし、もういい。何も言わん。

そのⅢへ

v&wさんの部屋へ

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